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Ability Enterprise(以下Ability)は、2022年3月22日から25日にかけて米国ラスベガスにて開催される北米最大級のセキュリティ関連展示会「ISC West 2022」に出展し、最新のAIエッジカメラを含む高度映像解析プラットフォームを技術展示いたします。展示内容は、スマートシティ、エッジAI解析、IoT監視、教育およびスマートホーム向けの応用を網羅しており、低遅延かつ高精度なリアルタイム推論を可能とする製品群を紹介します。
Abilityのシニアディレクターである呉佳琛(Jonny Wu)氏は次のように述べています。「米国では依然としてコロナによる感染が続いていますが、AbilityはISC West 2022への出展を強く決意し、北米市場に向けて当社の多彩なカメラソリューションを紹介できることを大変嬉しく思っています。今回の展示では、スマートシティ、スマート交通、スマート小売、ホームセキュリティ、ビデオ会議、教育分野に至るまで、多様な用途に対応した製品をご覧いただけます。」
Abilityは、長年にわたり光学レンズ設計、組込みSoCハードウェアプラットフォーム、3A(オートフォーカス、露出、自動ホワイトバランス)アルゴリズムのチューニング、画像品質最適化といった分野に注力してきた経験を持ち、幅広い標準・カスタムカメラ製品を通じて、さまざまな顧客ニーズに応えています。AIエッジカメラは、高性能なAIハードウェアアクセラレーターを内蔵し、独自のAIアーキテクチャまたはIntelのOpenVINOツールキットを用いて、開発者が独自AIモデルを容易に移植することが可能です。これらのカメラは、「Driven by OSSA」に準拠し、AzenaのオープンOSと完全互換を実現。また、設置形態や筐体タイプも多様で、フロントガラス除氷機能、IP69K、IP66、IP67、IPx7、IK10などの高耐久性設計基準を満たしており、厳しい環境にも対応可能です。
呉氏はさらに次のように語ります。「ABのAIエッジカメラには、4G LTEまたはWiFiモジュールを内蔵しており、安定した通信を実現します。さらに、SRTPによるビデオストリーム暗号化、セッション認証、内蔵ファイアウォールなど、高度なセキュリティ機能を備えております。」
同展示会では、コンシューマー向けソリューションとして以下の新製品も初披露されます:
バッテリー式ワイヤレスAIカメラ:AI SoCを搭載し、人体・動物・車両のリアルタイム識別が可能。ミリ波レーダーを併用した高精度検知アルゴリズムにより誤検知を大幅に低減。
スマートビデオドアベル:双方向音声通信機能と視野角140°のFHDカメラを搭載。イベントトリガーによるクラウド通知機能も装備。
4K ストリーミングカメラ:1.8型CMOSセンサを採用し、低照度環境においてもSNRを維持した高解像度映像伝送が可能。
VC Cam 180(180度パノラマ会議カメラ):リアルタイムレンズステッチ技術により、視野180度の全周撮影を実現。話者の自動追尾機能を備え、ビデオ会議や教育用途におけるUXを最適化。
Abilityの映像応用製品担当ディレクターであるPeter Pan氏は、「Abilityの垂直統合型製造体制は、カスタムレンズ設計からSoC基板開発、ファームウェア実装、量産テスト、各種認証対応までを一貫して提供しており、複雑化するAIエッジ処理の市場ニーズに柔軟かつ迅速に応じることが可能です」と述べています。
シニアディレクターの呉氏は締めくくりに、「Abilityはこれまで、自動車規格、産業用耐環境試験、NDAA規制、ONVIF等の各種認証に対応しており、グローバルパートナーとの連携を通じて、多様な市場への導入実績を積み重ねてきました。今後も高度AI技術と堅牢な製品アーキテクチャを融合させたソリューションの提供を通じて、安全・スマートな社会インフラの構築に貢献してまいります」と述べました。